既婚者マッチング・セカンドパートナーとの違い

クロスブルーを運営する中で、相談の現場で見聞きしてきたことをもとに書いています。専門的な医療や性教育の解説ではありません。体の不調は医療機関に相談してください。
既婚者マッチングや「セカンドパートナー」という言葉を調べたことがある人は、多いはずです。
家庭はあるけれど、心の隙間を埋めたい。もう一人、心を寄せられる相手がほしい。そういう需要に応えるサービスです。否定する話ではありません。ただ、クロスブルーが向き合っているのは、それより少し手前のことです。恋愛の代わりではなく、性そのもの。この違いを書きます。

セカンドパートナーは「恋愛の文脈」
セカンドパートナー系のサービスは、基本的に恋愛の文脈にあります。
ときめき、心の通い合い、もう一人の特別な相手。性的な関係を含むこともありますが、軸にあるのは「気持ちのつながり」です。だから、相手を探し、選び、関係を育てる、という恋愛に近い動きになります。
クロスブルーは、その軸が違います。恋愛のもう一つの相手を見つける場ではありません。性についての悩みや好奇心を話し、自分のペースで向き合う場です。「特別な誰か」を探すのではなく、性そのものを扱う。出発点が、恋愛か、性か、というところで分かれます。
「心の隙間」より、「性の置き場」

セカンドパートナーが埋めようとするのは、たいてい「心の隙間」です。寂しさ、満たされなさ、わかってもらえなさ。
クロスブルーに来る人が抱えているのは、もう少し具体的な「性の置き場のなさ」であることが多い。中イキできない、満たされない、試してみたいことがある、誰にも言えない性癖がある。恋愛の相手がほしいわけではなく、この性の話を安心して扱える場所がほしい。そういう人です。満たされなさの正体は「満たされない」と感じている女性へに、言えない悩みはパートナーに言えない性の悩みは、どこで話せばいいのかに書きました。
恋愛の代わりを探しているのか、性の置き場を探しているのか。ここで合う場所が変わります。
「性だけ」はドライすぎる、という心配
「恋愛抜きで性だけ、なんて殺伐としていないか」と心配する人もいます。でも、実際はそうでもありません。
恋愛として深く絡まないことと、相手を大事にしないことは、別です。むしろ、恋愛の駆け引きがないぶん、目の前の相手に丁寧でいられる、という人もいます。好きにならなきゃ、選ばれなきゃ、というプレッシャーがない。性のことだけを、落ち着いて扱える。ドライというより、余計な力みがない関わり、という方が近いかもしれません。続けて会う形については継続的な関係を持つとはどういうことかに書きました。
「もう一人の恋人」を作らずに済む
既婚の方にとって、これは案外大事な違いです。
セカンドパートナーは、もう一つの恋愛関係です。気持ちが深く絡むぶん、家庭との間で苦しくなることもある。クロスブルーは、恋愛として深く絡む前提ではありません。性のことを扱い、必要なら関係を続け、急かさず、無理なく引き返せる。家庭を続けながら、性のことだけを安心して置いておく、という関わり方ができます。既婚の方の相談については既婚女性が、セックスサークルに相談するということに書きました。
恋愛を増やしたいのか、性の話を置きたいのか。自分がどちらなのかを、一度分けて考えてみてください。
よくある質問
Q. 恋愛感情が芽生えてしまったら、どうなりますか?
人の気持ちは止められないので、絶対にないとは言えません。ただ、クロスブルーは恋愛を育てることを目的にしていません。性に向き合う場として始められます。
Q. セカンドパートナーが欲しいのですが、合いませんか?
「もう一人の恋人」がいちばんなら、恋愛文脈のサービスの方が合います。クロスブルーは性そのものを扱う場です。
Q. 既婚でも相談していいのですか?
構いません。既婚の方の相談は多くあります。家庭をどうするかは、こちらから踏み込むことではありません。
運営元:2009年から東京で続く非商業セックスサークルクロスブルー。参加費や紹介料は頂かず、女性が安心して相談できることを大切に運営しています。