「乱交みたいで怖い」という人へ

クロスブルーを運営する中で、相談の現場で見聞きしてきたことをもとに書いています。専門的な医療や性教育の解説ではありません。体の不調は医療機関に相談してください。
「セックスサークル」という言葉から、乱交の光景を想像して、それで怖くなる人がいます。
大勢が入り乱れる、流れで巻き込まれる、断れない。そういうイメージが浮かんで、興味があっても近づけない。その怖さは、当然のものです。だから、実際の進み方が「乱交」のイメージと何が違うのかを、ごまかさずに書きます。
想像されている「乱交」と、実際の距離
「乱交パーティー」や「乱交サークル」という言葉が想像させるのは、たいてい、知らない人どうしが一斉に、勢いで、というものです。SNSや掲示板で「乱交募集」のような言葉を見かけて、こわくなった人もいるかもしれません。
クロスブルーの実際は、そこからかなり遠いです。まず相談があり、面談があり、誰と会うかが分かってから動きます。大勢の中に放り込まれるのではなく、少人数で、段階を踏んで進みます。「今日はここまで」という線引きを最初に確認し、気が乗らなければやめられる。勢いで巻き込まれる、という構造になっていません。当日の進み方は初めてのセックスサークル。当日の流れと、持っていくものに書きました。
イメージの「乱交」と、実際の「段階を踏む少人数」は、別物です。
怖さの正体は「断れなさ」

乱交を怖いと感じるとき、その怖さの中心はたいてい「断れなさ」です。その場の勢いで、嫌と言えないまま進んでしまうのではないか、という不安です。
クロスブルーは、断れることを設計の中心に置いています。「気が乗らなければやめていい」を最初から最後まで前提にし、断ることを気まずくさせない空気を守る。お金が絡まないので、損得抜きで断れる。同意は一度きりではなくその場で更新されるもの、という考え方は「同意」って何?セックスにおける同意の考え方に書きました。
断れることが保証されている場では、「巻き込まれる」は起きにくい。怖さの正体に、設計で答えています。
「派手な刺激」を売る場所ではない
クロスブルーは、派手な刺激を期待して来ると拍子抜けします。
参加した人から「想像していたよりずっと普通だった」という感想をよく聞きます。最初に会って少し話すところから始まり、信頼できる範囲で関わる。非日常的な「事件」ではなく、安心して過ごせる時間です。この感覚はセックスサークルに参加するとどうなる?に書きました。来てほしくないのは、刺激や接待を求めて場の安心を壊す人で、そういう人を入り口で外しています。
「乱交みたいな派手さ」を求める場所ではない、というのは、安心の側から見ればむしろ長所です。
実際の人数は、少人数
「サークル」と聞くと大人数を想像しますが、クロスブルーが想定しているのは少人数です。
大勢を集めるほど、一人ひとりへの目が届かなくなり、断りにくい空気も生まれます。安全を保てる範囲には限りがあります。だからクロスブルーは、規模を大きくすることを目指していません。何をする場なのかは活動内容に書きました。少人数で段階を踏むからこそ、「巻き込まれる」が起きにくくなっています。乱交のイメージから遠いのは、運営の都合ではなく、安全のための形です。
よくある質問
Q. 大勢の中に入ることになりますか?
なりません。相談と面談を経て、少人数で、段階を踏んで進みます。大勢に放り込まれる形ではありません。
Q. その場の流れで、断れなくなりませんか?
断れます。「気が乗らなければやめていい」を最初から最後まで前提にしています。断ることを気まずくさせない空気を守っています。
Q. もっと刺激的なものを期待しているのですが。
派手な刺激を売る場ではありません。安心して関われることを優先しているので、刺激を一番に求める人には物足りないはずです。
運営元:2009年から東京で続く非商業セックスサークルクロスブルー。参加費や紹介料は頂かず、女性が安心して相談できることを大切に運営しています。