既婚女性が、セックスサークルに相談するということ

クロスブルーを運営する中で、相談の現場で見聞きしてきたことをもとに書いています。専門的な医療や性教育の解説ではありません。体の不調は医療機関に相談してください。
結婚していることと、性で満たされていることは、別の話です。
家庭は穏やかでも、性のことだけは長く止まっている。レスかもしれないし、言えないことを抱えているのかもしれない。でも家庭を壊したいわけではない。クロスブルーへの相談で、既婚の女性は珍しくありません。多くが、この「壊したくないけれど、満たされない」という場所にいます。
既婚だからこそ生まれる心配が、いくつかあります。
「家庭を壊す話」ではない、という前提
まず確認したいのは、ここが家庭を壊すことを目的にした場ではない、ということです。
クロスブルーは、離婚を勧めたり、家庭から引きはがしたりする場ではありません。性について話し、自分のペースで向き合う場です。家庭を続けながら、性のことだけを安心して扱いたい、という相談を否定しません。どうするかは、こちらが決めることではなく、本人が決めることです。
「満たされない」感覚そのものについては「満たされない」と感じている女性へに書いています。レスの相談先についてはセックスレスを、誰に相談すればいいのかわからない方へに書きました。
秘密と身バレへの心配

既婚の方がいちばん気にするのは、やはり身バレです。生活が近いぶん、知られたときのダメージが大きい。
クロスブルーは、個人情報や相談内容の扱いに注意しています。最初の連絡はニックネームで構いませんし、何かが自動で進むこともありません。秘密の守り方の具体はセックスサークルはバレる?個人情報と秘密の扱い方にまとめています。撮影については、参加者を撮影しない方針を明確にしています。詳しくはクロスブルーが撮影を行わない理由に書きました。
生活の側と、相談の側を交わらせない。ここを丁寧に扱うことが、既婚の方にとっては安心の前提になります。
急がない、という選択
既婚の方ほど、急がないことが大事だと感じます。生活がある分、勢いで動くと後で苦しくなる。
クロスブルーは、いきなり参加を求めません。相談から面談へ、必要なら長い時間をかけて構いません。「話すだけで、今は何もしない」も成立します。流れは女性の参加・相談の流れに書いています。立ち止まること、引き返すことが、いつでもできる前提です。
「夫に悪い」という気持ちについて
既婚の方の相談では、満たされなさと同じくらい、「夫に悪い」という気持ちが重いことがあります。
家庭は大事にしたい。でも、性のことは止まったまま。この二つを同時に抱えると、自分を責める方へ傾きがちです。ここで一つだけ線を引いておきたいのは、性で満たされたいと思うこと自体は、家庭をないがしろにすることとイコールではない、ということです。罪悪感の出どころについては性に興味があることへの、罪悪感についてに書きました。どう折り合いをつけるかは人それぞれで、こちらが正解を押しつけることはありません。
よくある質問
Q. 既婚でも相談していいのですか?
構いません。既婚の方の相談は実際に多くあります。今の家庭をどうしたいかは、こちらから踏み込むことではありません。
Q. 身元が家族に知られることはありませんか?
個人情報や相談内容の扱いには注意しています。最初はニックネームで構いません。詳しくはセックスサークルはバレる?個人情報と秘密の扱い方に書いています。
Q. 家庭は続けたまま、性のことだけ相談したいのですが。
その相談で問題ありません。家庭を続けるか変えるかは、本人が決めることです。
運営元:2009年から東京で続く非商業セックスサークルクロスブルー。参加費や紹介料は頂かず、女性が安心して相談できることを大切に運営しています。