「セックスサークルって違法じゃないの?」という不安について

クロスブルーを運営する中で、相談の現場で見聞きしてきたことをもとに書いています。専門的な医療や性教育の解説ではありません。体の不調は医療機関に相談してください。
「これって違法じゃないの?」という不安は、参加を考える人なら一度は通ります。
健全な感覚です。法に触れること、誰かが被害を受けることに、巻き込まれたくない。当然です。ここで、法律の解釈を断定するつもりはありません。私は弁護士ではないし、個別の状況で何が合法かを言い切れる立場でもない。書けるのは、「クロスブルーがどういう方針で運営しているか」です。
不安の中身は、たいてい二つに分かれます。順番に見ます。
不安①「お金のやりとりが、まずいのでは」
性的なことにお金が絡む形には、法的にデリケートな領域があります。だから、お金が介在する場ほど、この不安は大きくなります。
クロスブルーは非商業です。参加費や紹介料を頂きませんし、性的な行為の対価としてお金をやりとりする場ではありません。場所代などの実費は発生しますが、それは対価ではなく実費の精算で、男性負担または折半を相談して決めます。お金の扱いの考え方は非商業運営についてとお金が絡む場との違いに書いています。
お金を介さないことは、差別化であると同時に、運営として線を引いている部分でもあります。
不安②「同意のない・強引なことが起きるのでは」

もう一つの不安は、同意のないことや、強引なことが起きるのではないか、というものです。これは、法律以前に、人として一番起きてはいけないことです。
クロスブルーは、同意と安全を最優先にしています。「気が乗らなければやめていい」を前提にし、断ることを気まずくさせない空気を守る。待てない人・欲求優先の人を入り口で外す。同意の考え方は「同意」って何?セックスにおける同意の考え方に、男性をどう絞るかはセックスサークルの男性は、どんな人?に書きました。
同意が守られていることは、安全の前提であり、運営として一番神経を使っているところです。
不安③「撮影されて、あとで困るのでは」
法律というより、現実の被害として怖いのが撮影です。同意のない撮影や、その流出は、それ自体が人を深く傷つけます。法に触れるかどうか以前に、起きてはいけないことです。
クロスブルーでは、活動中・プレイ中に参加者を撮影することはありません。同意のない撮影は禁止で、面談の前に全員が確認します。動画コンテンツは本人の同意を得た制作協力者によるもので、参加者を記録したものではありません。考え方はセックスサークルで撮影はあるのか、という不安についてに書きました。
断定ではなく、方針として書く理由
法律の話を「絶対に大丈夫です」と言い切る場所は、むしろ警戒した方がいいです。状況によって解釈は変わるのに、言い切るのは不誠実だからです。
クロスブルーが書けるのは、「私たちはこういう線を引いて運営しています」という方針です。非商業であること、同意と安全を最優先にすること、法令を軽視しないこと。判断材料として、この方針を読んだうえで、気になることは直接確かめてください。怪しい言い切りの見分け方はセックスサークルが怪しいと感じたときに確かめてほしいことに書きました。
不安を、ごまかさずに持っていてください。その不安は、安全に関わるうえで大事なセンサーです。
よくある質問
Q. 参加して、自分が罪に問われることはありませんか?
個別の状況について法的な断定はできません。そのうえでクロスブルーは、非商業・同意・安全・法令順守を方針として運営しています。気になる点は直接確かめてください。
Q. 「絶対に合法です」と言ってくれた方が安心なのですが。
言い切る場所は、むしろ警戒する方が安全です。状況で解釈は変わります。誠実な場は、断定ではなく運営方針を説明します。
Q. お金を払う場面はありますか?
参加費や紹介料は頂きません。場所代などの実費は発生し、男性負担または折半を相談して決めます。詳しくは非商業運営についてに書いています。
運営元:2009年から東京で続く非商業セックスサークルクロスブルー。参加費や紹介料は頂かず、女性が安心して相談できることを大切に運営しています。