面談だけでも、いいんですか?という質問について

クロスブルーを運営する中で、相談の現場で見聞きしてきたことをもとに書いています。専門的な医療や性教育の解説ではありません。体の不調は医療機関に相談してください。
「面談だけで、参加しないのは申し訳ない」。そう感じて連絡をためらう人がいます。
時間を取ってもらうのだから、何かしらの参加を期待されているのでは。話を聞くだけで終わったら、悪いのでは。その気遣いはわかります。そのうえで、はっきり答えます。面談だけで終わって、まったく構いません。
面談は「審査」でも「入会手続き」でもない
面談を、参加に進むための関門だと思っている人がいます。実際は違います。
面談は、お互いがこの先どうするかを確かめる場です。参加を決めるための手続きではなく、「この人と関わるのが適切か」を双方が見る時間です。だから、面談の結論が「今回はここまで」でも、それは失敗ではなく、ひとつの正当な結論です。面談で話して、すっきりして終わる人もいます。この感覚はセックスサークルに参加するとどうなる?に書きました。
審査に通る・落ちる、という枠で考えなくて大丈夫です。
「話すだけ」に、ちゃんと意味がある

性のことを、誰にも話せずに抱えてきた人にとって、「話せた」こと自体に意味があります。
面談で初めて言葉にできて、帰り道に少し泣いた、という人もいます。何かを試したわけではなくても、安心できる場所で否定されずに話せた、というだけで、抱えていたものの重さが変わる。クロスブルーが相談と面談から始めるのは、この「話すだけ」の段階に、ちゃんと居場所を作るためです。流れは女性の参加・相談の流れに書いています。
話すだけで満たされたなら、それで完結していいのです。
参加を前提にしない、という運営方針
クロスブルーは、いきなり参加を求めない運営をしています。これは方針として決めていることです。
面談の後に「では参加を」と話を進めることはありません。次にどうするかは、本人の側に委ねます。「今は何もしない」も、「少し考えたい」も、「やっぱりやめておく」も、全部ありです。参加費を頂いていないので、面談に来たことで何かが発生することもありません。お金が絡まない安心についてはお金が絡む場との違いに書きました。
申し訳なさを感じる必要はない、ということです。
面談は、どんな雰囲気でやるのか
「面談」と聞くと、堅い審査のような場を想像するかもしれません。実際は、もっと普通です。
都内のカフェなど、明るくて人目のある場所で行います。密室に呼び出すようなことはしません。話す内容も、不安なこと、気になっていること、どんなことを考えて連絡したか、といった範囲から始めます。言いたくないことは言わなくて構いません。緊張していて当然なので、うまく話せなくても問題ありません。当日の流れは初めてのセックスサークル。当日の流れと、持っていくものにも書きました。
よくある質問
Q. 面談だけで参加しなくても、本当にいいのですか?
いいです。面談だけで終える方は珍しくありません。それを申し訳なく感じる必要はありません。
Q. 面談の後、参加を勧められますか?
勧めません。いきなり参加を求めない運営をしています。次にどうするかは本人が決めます。
Q. 面談に来ただけで、何か費用が発生しますか?
発生しません。参加費や相談料は頂いていません。お金の扱いは非商業運営についてに書いています。
運営元:2009年から東京で続く非商業セックスサークルクロスブルー。参加費や紹介料は頂かず、女性が安心して相談できることを大切に運営しています。