離婚や別れのあと、性とどう付き合うか

クロスブルーを運営する中で、相談の現場で見聞きしてきたことをもとに書いています。専門的な医療や性教育の解説ではありません。体の不調は医療機関に相談してください。
離婚や、長く一緒にいた相手との別れのあと、性のことが宙ぶらりんになる人がいます。
しばらく性から遠ざかっていた。久しぶりで、どう振る舞えばいいか分からない。怖さもあるし、興味もある。でも、いきなり誰かと付き合うのも、アプリで探すのも、何か違う気がする。クロスブルーへの相談でも、こうした人生の区切りを経た人は静かに一定数います。
久しぶりの性に戸惑うのは、当たり前です。順番に考えていきます。
「久しぶり」の不安は、自然なもの
長く決まった相手としか性を持たなかった人や、しばらく遠ざかっていた人にとって、久しぶりの性には独特の不安があります。
体が変わった気がする。感じ方を忘れた気がする。相手にどう見られるか怖い。これは年齢に関係なく起こります。自信のなさを抱えたままでいいことは自分の体や性に、自信が持てない女性へに、年齢の不安はセックスサークルに年齢の不安がある方へに書きました。
久しぶりだからうまくできない、は問題ではありません。久しぶりなのだから、当然です。
「どう振る舞えばいいか分からない」について
久しぶりの不安の中身を聞くと、「体」より「振る舞い方」が分からない、という声が多いです。
長く同じ相手とだけ過ごしてきた人は、その相手とのやり方に慣れています。だから、別の人とどう向き合えばいいのか、見当がつかなくなる。でも、これは練習でどうにかするものではありません。相手に合わせて、その都度ゆっくり確かめていけば足ります。クロスブルーが急がない進め方をするのは、この「確かめ直す時間」を取るためでもあります。最初の一歩の不安は初めての女性がセックスサークルに不安を感じる理由にも書きました。
恋愛に急いで戻らなくていい

別れたあと、まわりは「次のいい人を」と言いがちです。でも、すぐに恋愛へ戻ることだけが道ではありません。
恋愛の責任はまだ重い。でも、性のことは扱いたい。その間に立てる場所があっていい。クロスブルーは恋愛・結婚を前提にしません。新しいパートナーを探すのではなく、性そのものに、自分のペースで向き合える。恋愛文脈との違いは既婚者マッチング・セカンドパートナーとの違いに書きました。気軽な関係への不安はセフレが欲しいけれど不安、という女性へに書いています。
恋愛に戻るかどうかは、ずっと後で決めればいい。今は、性のことだけを扱う、でいいのです。
区切りのあとだからこそ、急がない
人生の区切りのあとは、勢いで動くと後で苦しくなることがあります。寂しさを埋めようと急いで、合わない相手や場に飛び込んでしまう。
クロスブルーは、急かしません。相談から面談へ、必要なら長い時間をかけて構いません。「話すだけで、今は何もしない」も成立します。流れは女性の参加・相談の流れに書きました。久しぶりの性を、安心できる速度で確かめ直す。そのための時間を、いくらでも取れます。
別れのあとの自分を、急がせないであげてください。
よくある質問
Q. 離婚後で、性が久しぶりなのですが大丈夫ですか?
大丈夫です。久しぶりの戸惑いは自然なものです。気負わずに、話すところから始められます。
Q. 新しい恋人を探しているわけではないのですが。
それで構いません。クロスブルーは恋愛・結婚を前提にしません。性そのものに向き合う場です。
Q. 寂しさで動いてしまいそうで不安です。
急かさない場です。勢いで決めなくていいよう、相談と面談に時間をかけられます。
運営元:2009年から東京で続く非商業セックスサークルクロスブルー。参加費や紹介料は頂かず、女性が安心して相談できることを大切に運営しています。